神奈川県鵠沼海岸で行われた、ビーチバレーマーメイドカップ最終日(25日)に1勝1敗で優勝の可能性を残していた浅尾美和、西堀健実組は2連勝の佐伯美香、楠原千秋組と対戦しましたが、13−21、16−21で完敗してしまいました(残念)。佐伯美香、楠原千秋組は3連勝で初優勝を果たしました。おめでとうございます。ほかの3組が1勝2敗で並んだのですが、セット率と得失点の差で浅尾美和、西堀健実組は昨年に続いて3位に終わってしまいました。
浅尾美和、西堀健実組の完敗で終わりました。日本最強の佐伯美香、楠原千秋ペアにスパイクは拾われるし、逆に強烈なスパイクを打ち込まれてしまいました。そのうえ、楠原千秋のジャンプサーブが絶好調でしたね。2つのセットで8本もノータッチエースをたたき込まれては、最初から勝負にはなりませんでした。優勝するにはストレート勝ちが条件でしたが、浅尾美和、西堀健実組はいいところなく敗れ「一番いい所と一番悪い所が出た大会でした」と浅尾美和は唇をかんで悔しがっていました。
浅尾美和、西堀健実組は前日の小泉田中戦では、持ち前の粘りで勝利して、気をよくしてこの日に臨んだのですが、どうしても目の前に優勝がチラついて、「ゲンを担ぐというか、きのうとまったく同じに1日を過ごそうと思ったんです。たとえば、同じ場所で同じお茶を飲むとか…。意識しない方がいいんでしょうけど」と浅尾美和は反省しきりでした。「力が出せないと、弱さがある」と西堀健実も悔しさを隠せませんでしたね。
今回のビーチバレーマーメイドカップ大会は、練習場とコートまでが遠くて、しかも完全に観客達と離れていなかったため、観客に体を触られるなどしたために、集中力を欠いた部分がありました。「でもそれは言い訳にしていないし、言い訳にできない。克服しないと」と川合庶コーチは語っていましたが、観客もマナーを守って欲しいですね。それにしても人気者の宿命とでもいいますか、浅尾美和、西堀健実組はそんなことにもめげずに戦い続けなければいけないのです。
浅尾美和、観客に体を触られた