毎年この時期は猛暑真っ盛りでネタ枯れしているはずのワイドショーなのだが今年はウハウハです。実は仮病疑惑で自宅に引きこもる横綱の朝青龍の話題が視聴者に大受けしていまして、朝青龍の話題を出すと視聴率が大幅にアップしているという番組担当者にとってはうれしい限りですとワイドショー関係者は語っている。スポーツ新聞や報道番組も朝青龍の恩恵を受けていますが、笑いが止まらないのがワイドショーなのです。毎年この時期はいつもネタがなくて四苦八苦している時期に、今年は朝青龍が話題を提供してくれているからね。朝青龍を番組で取り上げると視聴率が3%近く伸びるのです。朝青龍は最高のヒールですよ。視聴者は横綱まで頂点に上り詰めた大物が転落する姿を興味深く眺めているのですね。報道各局がしつこく横綱を追いかけているのは視聴率のためなんですね。
朝青龍の報道は話題も豊富でネタには困りません。精神の状態を診察する医者が何人も登場しますし、医師によって診察の結果がそれぞれ異なるという珍しい現象も興味深いですね。国会の議員さんからスポーツライターまで登場してきましたし、元力士だった龍虎のように横綱をクソミソにいう人が登場したり、高砂親方がオロオロしたり。その一方でモンゴルの国内では反日運動が盛り上がったり、ますます騒動が国際的で大掛かりになるなど見ている人を飽きさせません。報道各局で“朝青龍を追いかけろ”という号令が飛んでいるそうで、報道各局が一番困るのは朝青龍がモンゴルへ帰国してしまうこと(事情通)というから、浅ましいというかちゃっかりしていますね。テレビ各局は朝青龍を悪役扱いしていますが、実は朝青龍はワイドショーにとって視聴率ではヒーローなんです。
朝青龍でワイドショーがウハウハ