70年代の大ヒットアニメーション「ヤッターマン」が三池崇史監督の手で実写で映画化されることになったのだが、悪役ドロンジョに女優の深田恭子が起用されることについて、なんということか予想どおりの批判が上がっているというではないか。
訳を聞いて見るとドロンジョは本来はスリムなキャラクターなんだぞ。それがいったいなんなんだ、深田恭子のようなポッテリでポッチャリな女子ではイメージが崩れてしまうではないかとは、ドロンジョファンのお言葉だ。それを知っていながら、ホリプロの断り切れない力で無理矢理に役をつかませたわけだからドロンジョファンは当然ながら苦情の嵐な訳です。最初は適役との声が高かった杉本彩がドロンジョ役の候補に挙がっていたのだが、年齢があまりにも高齢だったために外されてしまったのだ。ドロンジョファンの要望を無視してまで深田恭子に決めたのはなにかの目に見えない理由なのかもしれないのだが、ガッカリしたファンがとても多いのだ。
「ヤッターマン」は77年から約二年間フジテレビで放映された、最高視聴率28.4%を記録したおいしい映画なのだ。ドロンジョのセクシーなSM風コスチュームは当時のおませな少年達の心をくすぐりにくすぐったものだったのだ。往年のアニメファンは、インターネット上で「ミスキャストだ」との勝手な批判は止まないのだ。ここはポッチャリしたドロンジョというのが新しいドロンジョという見方で見てくださるとうれしい限りないのだが、お詫びに深キョンのポロリでご勘弁いただきたいのですが。などという期待を寄せて。
深田恭子のドロンジョに苦情殺到